二胡用カラオケ「二胡教室 1/2」で二胡らしい装飾音を学ぼう

二胡用カラオケ「二胡教室」の「1」はD調第1ポジション、「2」はG調第1ポジションのみの楽曲で構成されています。

このため「初心者向きでしょ?」と思われる方も多いかもしれません。しかしこれが上級者にも大変役に立ちます。

日本で二胡を弾いてる人の多くが日本で育ち成人するまで二胡音楽というものに真正面から触れたことがありません。このため中国人の間では暗黙の了解以前の「当たり前」となっているニュアンスもよくよく学ばないと、せっかく二胡を頑張って弾いているのにいつまでたっても二胡が二胡らしくなりません。

例えば、日本の民謡。日本の宴会などで歌うときは「こぶし」も「すり手」も当たり前ですよね。

しかし外国人がこれを学ぼうとしたら「日本の民族音楽の歌唱にはコブシというものがあって、基本はHを軽く当てながら……リズムは手を擦るようにしながらグルーブを得て……」と説明しないと何が起きているのかなかなか理解してもらえないでしょう。

日本人にとっては演歌も民謡もあまりにも当たり前すぎて、改めて説明せよ、と言われてもなかなか言葉が見つからなかったりします。

同様に二胡にも「コブシ」のようなものがありますが、日本で二胡を教えている中国人の多くがわざわざ教えることはあまりありません(学術的に系統立てて教えてくれる先生もごくたまにいらっしゃいます)。

日本では二胡上級者でものっぺりしたあまり二胡らしさが感じられない演奏をする人がときどきいますが、「コブシ」がちょっと足りないのでしょう。

大雑把に言ってしまうと装飾音とリズムの捕らえ方なのですが、例えばどこにどう装飾音を入れるかは特に決まりある場合以外奏者に任されていながら、大体皆やることはそんなに違わない、でもそこがカッコイイ、カッコ悪いの判断基準の一要素になっるという、まさに「ニュアンス」の問題となっています。

この装飾音やリズム(タイミングなど)をいきなり高度な曲で学ぶのは無謀です。

そこで「二胡教室」シリーズのお手本演奏の登場となります。

ポジション移動のない簡単な曲のお手本演奏をよぉ~~~~く聴けばそこらじゅう装飾音だらけで、装飾が少ない自分の演奏がまるで豆板醤も花椒も何も中華調味料が入っていない麻婆豆腐(醤油と唐辛子とケチャップと豆腐だけ? うわ、不味そう……)のように思えてきます。

ロックやジャズなどのポピュラー音楽を若いころからやってきている人たちは「完コピ」、すなわちCDを繰り返し繰り返しよく聴いてニュアンスも何もかもを完全に真似して上達していきます。

日本の古典芸能もお師匠さんの演奏を移す、すなわち「完コピ」して習得していきます。

二胡ならビブラートの山や打音や滑音のひとつひとつ、ボウイングのアタック感や音量変化のひとつひとつを真似してみれば「指癖」のようなものも見つかるはずです。

お手本演奏の装飾音そのものがあまり聴こえない人は、易しい曲で耳を鍛えていきましょう。

二胡は何と言っても宮廷発生ではないストリート楽器ですから、そういう学び方も似合っているかもしれません。

「二胡教室」は装飾音の入門に適している「紫竹調」や「迷糊小調」の墊指滑音など、カラオケバックに中華気分で練習できて楽しいです。

徳絃社店頭ではサンプルの試聴も行っていますので興味のある方は是非ご来店ください。

/河野朝子(徳絃社 二胡講師)

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