チューナーを上手に使うことも上達への近道

どんな楽器でも練習・演奏するにあたって、ピッチ(音程)は基本中の基本です。

二胡の場合、一人で練習するときでも2本の弦の開放がきちんと5度になっていること、二人以上で合奏する場合は全員の開放弦の音程が合っていること、ここが確認できて初めて音楽のスタートとなります。

自宅で練習するときも、もちろん! チューニングをしないで二胡の練習をはじめることはありえません。「大体合ってってれば……」では肝心の音感の訓練にもならないでしょう。

教室で先生がチューニングしてくれてますか?
先生に任せきりではいつまでたっても自分の練習はできません。子どもならじっくり正しい音程を耳に覚えさせればよいのでしょうが、成人となるとそんな悠長なことは言ってられないですよね。成人の趣味の二胡とはいっても1ミリでも上達したいのなら、チューナーは練習の手っ取り早いパートナーとなります。

また、運搬や気候変動で二胡の音程はすこしずつ変化します。駒をヘビ皮の真ん中に置きっぱなしにしているからいいや、とはいきません。

訓練を重ねた人でない限りまずできないのが耳頼りのチューニングですが、訓練できていない人でもどうにか一人で練習したい! そんなとき、正しい音程を教えてくれるのがチューナーなのです。

さて、楽器にクリップ状のものを取り付けるコンタクトマイクタイプのチューナーがすっかりとおなじみとなった日本全国の二胡教室ですが、そもそもなぜクリップ式でなくてはならないのでしょう。

クリップ式でないチューナーはチューニングしている人の音だけでなく、例えば二胡教室ならその教室にいる他の人の音も拾ってしまいます。このため、正確なチューニングができなくなります(クリップ式でも内蔵マイクが稼働する設定にしてあると外部の音を拾います)。

クリップ式なら、よほど他の楽器がガンガン鳴り響いていない限り自分だけの音をチューニングすることができます。

それと、チューナーには精度や感度というものがあります。

やはり精度・感度の高く、反応の速いもののほうがチューニングに適しているといえるでしょう。

この点では日本のチューナーの老舗メーカーが開発したものは群を抜いていて、ピッチに厳しい世界のオーケストラなどで採用されている実績は確かなものです。

ごくたまに「チューナーの精度が高すぎて、下手なボウイングだとチューニングしにくい」とおっしゃる方もいますが、チューニングの精度・感度が低いということはチューナーが指し示す音程もちょっと怪しいということにつながりかねません。

チューナーのメーターをビタっと止めるボウイング目指して練習を重ねたほうが得策でしょう。

徳絃社に置いていてあるのは上記の、「クリップ式」「日本メーカー」の条件を満たしています。

さらに価格は中国製以下あるいは同等(おそらく)のものです。

元はギター用として販売されているものですがクリップの幅が二胡の竿上部の角柱部分にちょうどフィットし値段も手頃、もちろん性能に問題はありません。これなら「二胡用」と言っても過言ではないくらいですね。

そうそう、時折質問されるのが「二胡用のチューナーってありますか?」です。

「二胡用のチューナー」と銘打っているものが世の中に存在しないわけではありません。

何を持って「二胡用」としているのかはメーカーそれぞれだと思いますが、二胡用じゃないと二胡のチューニングができないということは全くありません。また、「二胡用」のほうが二胡にはよい、というわけでもないでしょう。

徳絃社においてあるチューナーはオーケストラ楽器、ポップス楽器などあらゆる楽器のプロ奏者から信頼されているチューナーにギター用のクリップを取り付けたものです。

また、嬉しいことにカラーバリエーションを揃えているため、大勢いる二胡教室で自分のチューナーがどれだかわからなくなることも防いでくれます。

「でも機械に弱くて」という方には、わたくしが在店しているときであれば使い方をお教えいたします。

確かに裏にたくさんボタンは並んでいるし、だいたい「CALIB」って何よ! 海賊?

そんな方にはこちらの記事がオススメです(実はわたくしが書いていたりしますが)。

チューナーの使い方|KORG INC.

ところで、チューナーのメーターに音程が合っていれば全てメデタシメデタシなのでしょうか?

二胡は御多分にもれず「純正調楽器」です。チューナーは「平均律」で作られているので少々ピッチが異なります(徳絃社店頭のチューナーには長三度・短三度の表示があります)。

また二胡のように自分で音程を決められる楽器で音楽を奏でようとする場合、ピアノとピッタリ同じだとなんだか無味乾燥なものになってしまうことも多く、ここらの音程の美味しい外し方もテクニックのひとつとなってくるわけですが、さらに二胡は民族楽器。みなさん、西洋クラシック音楽のような演奏をするために二胡を弾いているのではないですよね。

といったあたりにも上記の記事で触れていますので、より美味しいソロ、より美味しいハーモニーを追い求めている方はぜひどうぞ。

徳絃社店頭では二胡の試奏、CD音源の試聴も行っています。でご来店をお待ちしております。

/河野朝子(徳絃社 二胡講師)

過去の記事はこちらから→徳絃社オススメ!

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