スーパースタンダード。十三堂骨董老紅木二胡401

十三堂楽器 骨董老紅木二胡401
弓をセットしていない二胡の二本の弦を指で爪弾くと、ジャン~……とギターのような音がします。聞こえますね、「ジャン~……」の「~……」部分、エコーのような鳴り。これも二胡の(というより様々な楽器の)大事な要素のひとつなのは周知のとおりです。

二胡の場合、楽器自体が「~……」を持っているにもかかわらずその鳴りを邪魔しているのが皮肉なことに弓自体に他ならず、いかに弓にその「~……」を邪魔させないかが習得すべき演奏技術のひとつだったりもしますが、一般的に「二胡が鳴る」というと弓が弦に触れて移動している擦弦時がクローズアップされることが多いように感じられます。

バイオリン経験者が二胡は初めて!でもすぐに二胡を鳴らせて羨ましかったりします。それは弓を弦から遠く離し楽器せるバイオリン(などの西洋楽器や馬頭琴などの民族楽器)で「鳴らす」ことを習得しているから、というのもあるでしょう。

しかし二胡にはこの弓自体がジャマくさいからこその独特のリズム感やノリなどの表現が存在するわけです。そして、これを習得するには二胡自体がきちんと鳴ってくれなくては話になりません。

というか、ある程度鳴る二胡を弾いた経験があればあまり鳴らない二胡でもそれなりに鳴らせるようになってしまいます。どんな楽器でも初心者だからといってあまり粗末な楽器からスタートしないほうがよいのには、そんな理由もあります。

德絃社の陳列棚に並んでいる二胡は最低価格のものでもちゃんと鳴ります。それでも正直言って最高価格帯のものの「ぅあ~~~ん」という鳴りに叶うものではありません。もちろん「~……」もラウドにいつまでも鳴ってりゃいいってもんではありませんが、木材・ヘビ皮のグレードも含めて、そこはお値段と鳴りが比例しているといってもいいでしょう(音色に関しては好みの問題です。時折先日紹介した十三堂303のように価格を超越したものも出てきますが、逆に高級二胡を謳っていながら「???」な音のものが万が一あったとしてもそもそも店頭には出しません)。

ここで紹介する十三堂二胡401は価格は200,000円(税込・2013年7月現在)と德絃社の二胡の中でお値段は中より少々低い程度。骨董老紅木が二胡らしいサウンドを奏でます。

これから二胡を始める方のファースト二胡として、あるいは、二胡を始めたときに激安でとりあえず済ませてしまった方のステップアップとしても最適でしょう。

最適なのは価格だけではありません。この二胡はシャキッとしていて非常にレスポンスが良く、また、クリアな音程感が際立っています。レスポンスや音程感がテキトーな二胡で練習していると要するに演奏もテキトーになりがちなのは言うまでもありません。調弦の段階でシビアな、ちょっとズレただけでも「気持ち悪い感」のある楽器は奏者の音程感覚も育ててくれると思います。

徳絃社では他にも多数の二胡を取り揃えています。すべての二胡を試奏できますので是非ご来店ください。

※同じ商品番号の二胡でも個体が異なればと音も違います。上記は現在(2013年7月5日)店頭にあるものについての記事となります。

/河野朝子(徳絃社 二胡講師)

過去の記事はこちらから→徳絃社オススメ!

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