黒毛混じりのヤバいヤツ!王小迪湘妃竹二胡弓、入荷しました

王小迪湘妃黒毛弓王小迪湘妃黒毛弓
弓をいろいろなクルマに例えてまいりましたが、これは耐久レースのワークス、と申しましょうか。パリ・ダカールというより、ル・マンかな。

米インディーのようにオーバルコースをグルグル周回会し続けるのではなく、そこにはシケインあり、急激なカーブあり、べた踏みのストレートあり、って、何の紹介だかわかんなくなってますが、二胡の弓です。

二胡の演奏にもレーシングサーキットのように様々な局面があります。

表現のためにあらゆるテクニックを駆使するプロの体の一部となり、一音一音に神経を張り巡らす奏者(表現者)の欲求に答えることができるのがプロ仕様の弓といえるでしょう。

まあ、例え方はF1でも公道フェラーリでもカウンタックでもなんでもいいのかもしれませんが、この弓は乗りこなすのに、いえ、弾きこなすのに結構技術を要します。

この弓、初心者がべた踏みでコーナーに突っ込んだらハンドルを切り損ね、そのままオーバーランでタイヤウォールに激突でしょうね。下手なドライバーが運転するフォーミュラーカーならシューマッハの運転する大衆車のほうが速いなどと言われていたようなこともあるかもしれません。

オーケストラを聴きに行くとコントラバス用の黒い弓を目にすることがあります。その黒毛はキューティクルを処理していない剛毛黒馬の尻尾、そのままだそうで、この二胡弓は白い雄毛にその黒毛を混ぜてあります。松脂をチャラっと付けただけでも引っかかりまくります。

僅かな弓の摩擦を自分の体でどう感じていくか、もボウイングの重要なポイントですが、これはそういう点では目一杯摩擦を味わうことができますね。

王小迪湘妃竹二胡弓と同様、使い始めは絶叫なので、エイジングを要するでしょう。

軸は太いです。上記湘妃竹よりさらに太い湘妃竹です。節はふたつあるいは3つ。「パワステなんぞ邪道」みたいな奏者は急いで3節をゲットなさってください(どんどん意味がわかんなくなってきた、スイマセン……)。

90歳をとっくに越えた伝説の二胡奏者、張鋭さんの提案で王小迪さんが制作したと言われるこの弓、絹弦をお使いの方にも試していただきたいですね。

毛は太いのですが、結構切れやすいです(いわゆる「仕様」でしょう)。

德絃社店頭では「大リーグ二胡養成弓」と命名されたサンプルが日夜エイジングを受けています。ボウイングがもう一歩!の生徒さんに「これでまともな音が出るように弾いてみて!」などと強要しておったりしますが、これの長弓で音が出るようになれば、あとはちゃんと整備されてる弓なら大概のもので長弓オッケーになるはずです(細かいテクニックはまた別の問題ですね)。

また他の弓より個体差が大きいので一本一本手にとってお選びいただくことをお勧めいたします(プロ仕様なので松脂は付けてありません)。

徳絃社では二胡本体のみならず、他にも多数の二胡弓を取り揃えています。すべての種類の弓を試奏できますので是非ご来店ください。

※14,000円(税込・2013年10月現在)

/河野朝子(徳絃社 二胡講師)

過去の記事はこちらから→徳絃社オススメ!

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