ベーシックモデル、十三堂オーク二胡502

十三堂楽器 オーク二胡502

オークはドラムを叩く人には重量感のある硬いスティックでおなじみ、ワイン好きには「バリック」などでもおなじみの木材です。

音色は極めて「普通」。
最高級二胡と同じです、とはもちろん言えませんが、明るめで癖がなくよく鳴ります。二胡を始めるためにさしあたって選んでおくなら充分と言えるでしょう。

特筆すべきは竿の感触の良さでしょうか。
竿がツルツルすぎると返って滑りが悪く、特にポジション移動を習い始めた頃はストレスになりがちですが、これはサラっとしていてポジション移動も容易です。

激安塗装二胡などの滑りの悪さに辟易してる方のステップアップにも適しているでしょう。

しかし、弾きやすければ良い楽器でないところが楽器の面白いところ。この502は弾きやすさもありますが、弾いていて楽しさがあります。

やはり楽器は弾いていて楽しくないと。

もちろんこれには個人の見解であり、全然楽しくない人もいるかもしれません。

二胡だけではなく、様々な楽器を選ぶとき、「良く鳴る」は誰にでも共通して理解できる点ですが、「音色が好き」「弾いていて楽しい」は人それぞれです。

音量もあり、全音域のバランスがよくまとまっていて、弓で撫でればとにかく音が鳴る電子バイオリンもかくや、というほどしっかりできている二胡でも弾いていて何も楽しくないものもあれば、思わず「糸電話」と罵ってしまうほどの非整数次倍音の塊、てゆーか雑音(笑)、音粒も曖昧、高音なんか出ません、なんて二胡でも弾いていて楽しいこともあります(十年ほど前に購入した私の中国製二胡ですけどね)。

以前、ベーゼンドルファーの最高峰のコンサートグランドを触らせてもらったことがあります。そういえばピアノってのは打弦楽器だった、というのを思い出させるに充分。ドレミファソラシド、と弾いてみれば、すべての音が超まばら。こういうピアノをきちんと鳴らすためにメトードローズ(ピアノの入門教則本)はあったのか……と愕然としたものです。

電子ピアノというものもあり、近頃の電子技術によっていきなりいい音が出ます。打鍵が超まばらな私なぞはまばら感が軽減するためそれはそれで楽しめますが、プロ奏者が電子ピアノに楽しさを感じられず、生楽器にこだわるのもわかります。超まばらでも超まばらなりに、やはり生のピアノのほうが楽しいのですね。

この502は鳴らしやすさも備えていて、生楽器の楽しさを充分味わうこともできるでしょう。十三堂最高峰の101は皮も分厚く、上級の中国曲をこなしているような練習者でも鳴らしきれないことがあるほどですが、そういったことはありません。

徳絃社では他にも多数の二胡を取り揃えています。すべての二胡を試奏できますので是非ご来店の上お試しください。

※105,000円(税込)/2013年12月現在

※同じ商品番号の二胡でも個体が異なればと音も違います。上記は現在(2013年12月23日)店頭にあるものについての記事となります。

/河野朝子(徳絃社 二胡講師)

過去の記事はこちらから→徳絃社オススメ!

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